新名称「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」
「長崎の教会群」については、450年に及ぶ日本と西洋の価値観の交流の中で生じた日本における『キリスト教の伝播と浸透のプロセス』を世界遺産価値として平成28年の世界遺産登録を目指していましたが、イコモスから世界遺産としての価値を、「禁教・潜伏期」に焦点をあてた内容に見直すべきとの指摘を受け、新たに『潜伏キリシタンの信仰による独特の文化的伝統』を世界遺産価値としました。
その結果、名称についても世界遺産価値を的確に表現したものにする必要があることから、イコモスの助言及び文化遺産やキリシタン史などの専門家で構成される「長崎世界遺産学術委員会」の意見を踏まえ、各構成資産が所在する自治体の首長で構成される世界遺産登録推進会議で変更を決定しました。
FAQ作成担当部署: 文化観光部世界遺産室