「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」は、日本におけるキリスト教の「伝播と普及」、「密かに信仰を継承した禁教時代の潜伏」「禁教が解かれた後の復活」といった歴史を、長崎県、熊本県の6市2町に所在する14の資産で証明しようとするものでした。
しかし、イコモスの現地調査などを踏まえて出された中間報告で「禁教・潜伏期」に焦点をあてた内容に見直すべきとの指摘を受け、いったん推薦を取り下げ、価値や構成資産の見直しを行い平成30年の世界遺産登録を目指すこととしました。
見直し後
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、17世紀から江戸幕府が行ったキリスト教の禁教政策が続く中、宣教師不在となった後も、2世紀以上に渡って神道や仏教を装い信仰された独特の形態を、長崎県、熊本県の6市2町に所在する12の資産で証明しようとするものです。
そのうち長崎市には、
■外海の出津集落
■外海の大野集落
■大浦天主堂
の3つの資産があります。
FAQ作成担当部署: 文化観光部世界遺産室